radiko会員が1000万人突破目前
日経トレンディでも記事が出ていましたね。
きっかけは、新型コロナウイルスの影響による外出自粛や休校等の生活様式の変化で、
テレワークが広がったことにあります。
コロナの影響でラジオを聴く時間が増えたという方が約50%に上るという結果も出ています。
これまでにも、東日本大震災など非常時の時には、ラジオ聴取者は増えていました。
今回はリスナーの習慣が変動したことにより、ラジオを聴取が根付く可能性があると示唆しています。
「ながらメディア」というラジオ特有の強みがそのまま今の生活様式に浸透したと言えます。
また、radikoの機能面からみると、2つのフリー(エリアフリー:日本全国のラジオが聴取可能とタイムフリー: 過去一週間の放送を遡って聴ける)によって 場所の制約も時間の制約も気にならないコンテンツであると共に シェア機能を使う事によってSNSコンテンツへと変貌を遂げています。
ラジオは現在のプロモーションの主流であるwebコミュニケーションとは異なり
受動的なユーザーへの情報伝達が出来るメディアです。
古くからマス媒体の1角を担ってきていたラジオですが、TVとの格差の広がりやwebの追い上げなど
業界内の立ち位置が揺らいでいた時期もありました。
そんなラジオ媒体ですが、復調の兆しを見せています。
ラジオのファンであるラジコムとしては嬉しい限りです。
そこで今回は、少し深いラジオの魅力についてお話したいと思います。
なぜラジオは心に響くのか?
日頃私たちは様々な刺激や情報に接触しています。 スマートフォンから流れる映像コンテンツ、TVの情報番組、電車の中のビジョン、はたまたコンビニでもらったレシートにまで これらは全て情報を「見る」という行為に根差しています。(だから現代人は目が疲れてるんでしょうか?)
目から入ってくる大量な情報を日々処理しているうちに、私たちはいつの間にか疲弊して そしてそれに気づかず生活を送っているのではないでしょうか。 そんな時に流れてくるラジオの音声。 時に軽快に時にしっとりと、同じ情報を得るにも全く異なる体験が出来ます。
からだの構造としても、表面にある器官である「目」で受け取って処理する情報よりも からだの少し内側(約3cmだそうです)にある鼓膜で受け取って処理する情報の方が よりからだの内部にあるので、心に響きやすいというのもうなずけます。
1900年にカナダで生まれたラジオですが、120年もの間私たちの生活を支えてきたことは 間違いありません。 これからの更なるラジオの発展に期待したいものですね。